日本歴史地名大系 「伊佐早庄」の解説
伊佐早庄
いさはやのしよう
- 長崎県:北高来郡
- 伊佐早庄
〔公領から私領へ〕
「宇佐大鏡」に「伊佐早村」とみえ、藤井宮時の私領であった同村内の田畠が、豊前宇佐宮の神宮寺の供僧とみられる権検校の僧円昭に譲られ、さらに同宮の大宮司の宇佐公通に譲与されてその私領になったという。これは平安末期のこととされる。貞応元年(一二二二)五月に上洛した宗像大宮司の氏国は七月一三日付で鎌倉幕府から「高来郡伊佐早庄」を宛行われており(訂正宗像大宮司系譜)、筑前
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報