日本歴史地名大系 「伊佐智佐神社」の解説 伊佐智佐神社いさちさじんじや 鹿児島県:鹿児島市旧谿山郡地区和田村伊佐智佐神社[現在地名]鹿児島市和田町近世の谷山(たにやま)筋に沿った海岸台地、和田(わだ)城跡に鎮座。旧郷社。祭神は伊弉冊尊・速玉男命・事解男命の三柱に熊野三所権現を合祀し、正一位伊佐智佐六所権現と称した。谷山郷の総鎮守とされる。熊野三所権現は瀬戸山・竹之内両家の先祖が紀伊国熊野から藺牟田(いむた)(現答院町)に勧請し、のち和田城へ遷し、和田村三〇町を施入したと伝える(「神社誌」県立図書館蔵)。薩摩国建久図田帳によると、府領社(大宰府所管の神社)の一つとして谷山郡内「伊作知佐 十八町」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by