伊勢宮(読み)いせのみや

日本歴史地名大系 「伊勢宮」の解説

伊勢宮
いせのみや

[現在地名]長崎市伊勢町

中島なかしま川右岸に鎮座。諏訪神社・まつもり神社に次ぐ社格で、長崎三社として信仰された。旧村社。祭神は天照皇大神・豊受比売大神・素戔嗚尊。はじめ天照皇大神を祀る石祠で、元亀―天正年間(一五七〇―九二)キリシタンによる社寺の焼打ちで荒廃、寛永五年(一六二八)在地の人人が神主としていた肥前唐津からつ出身の本山派修験の南岳院存祐が開創したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の伊勢宮の言及

【神明社】より

…天照大神または伊勢内外宮の神をまつった神社。神明宮,神明神社,太神宮,伊勢宮(いせみや)などともいう。神明とは神と同義で,中国の古典《左伝》《書経》にも見え,日本でも古くから用いられた語であるが,平安時代末期ごろから天照大神をさす語としても使用されるに至った。…

※「伊勢宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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