伊平村(読み)いだいらむら

日本歴史地名大系 「伊平村」の解説

伊平村
いだいらむら

[現在地名]引佐町伊平

井伊谷いいのや川上流、きり(四二三メートル)の南西支脈の南に開けた小盆地にあり、北は黒田くろだ村・別所べつしよ村、南は花平はなだいら村・兎荷とつか村。三河・信州への往還が通る。井伊氏七代弥直の子直時が当村に居住して井平四郎を名乗り、井平氏の祖となったという。連歌師宗牧は「東国紀行」に天文一三年(一五四四)一二月一三日のこととして、「井伊殿同名彦三郎迎とてさきへ案内あり、いそき行ほとに、かた岡かけたる小城あり、これも井伊一家の人」と記している。小城は井平城をさしているとされ、城跡集落の中心地から北西三〇〇メートルほどの字殿村とのむらの小丘陵南斜面にあり、塁段や土塁が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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