伊府遺跡(読み)いぶいせき

日本歴史地名大系 「伊府遺跡」の解説

伊府遺跡
いぶいせき

[現在地名]日高町伊府 コモイケ

円山まるやま川の支流稲葉いなんば川の上流約四キロの左岸標高約六二メートルの低位段丘上に立地。旧石器時代―縄文時代草創期・後期、弥生時代から古墳時代に至る遺物が出土する集落跡。昭和五一年(一九七六)に発掘が行われた。発掘調査は六四ヵ所の坪掘りであったことから、遺構の把握は不十分であるが、13グリッドIV―VI層から出土した石器群は、数グループから形成されているユニットの一つの中心を発掘したものと考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android