デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤一彦」の解説 伊藤一彦 いとう-かずひこ 1943- 昭和後期-平成時代の歌人。昭和18年9月12日生まれ。早大在学中に作歌をはじめ,卒業後郷里宮崎県の高校教師となる。昭和43年「心の花」にはいる。44年福島泰樹(やすき)らと「反措定」を創刊。51年「現代短歌・南の会」を創立。平成8年「海号の歌」で読売文学賞。15年宮崎県立看護大教授。20年「微笑の空」で迢空(ちょうくう)賞。同年毎日歌壇選者となる。22年「月の夜声(よごえ)」で斎藤茂吉短歌文学賞。現代の短歌表現を意識し,人生の悲哀を歌にもる。歌集はほかに「月語抄」「日の鬼の棲む」,評論集に「若き牧水」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例