伊豆美神社(読み)いずみじんじや

日本歴史地名大系 「伊豆美神社」の解説

伊豆美神社
いずみじんじや

[現在地名]狛江市中和泉三丁目

立川段丘上に位置し、多摩川を背にしている。祭神大国魂大神、旧郷社。江戸時代には六所明神と称し、和泉いずみ村の鎮守。旧社地はやや南の崖線の位置(大塚山、現元和泉二丁目)にあったが、天文一九年(一五五〇)の大洪水によって流失し、現在地に移設されたといい(嘉永三―六年「行宝院諸書付写」伊豆美神社文書)、旧社地付近を古宮下ふるみやしたともいった(宝永五年「証文」同文書)。寛平元年(八八九)創建説があるが(皇国地誌草稿、明治一九年伊豆美神社碑)、古い史料・社伝を欠く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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