伊達方村(読み)だてがたむら

日本歴史地名大系 「伊達方村」の解説

伊達方村
だてがたむら

[現在地名]掛川市伊達方

さか川の流域にあり、西は本所ほんじよ村・小原子こばらこ村。東海道が通る。天文(一五三二―五五)初めに断絶した伊達氏の居城(屋敷)は現在の曹洞宗慶雲けいうん寺の位置といわれ、村名は伊達氏にちなむと伝える(掛川誌稿)。文禄二年検地高目録に「伊達方」とみえ、高三七八石余。元和五年(一六一九)以降は掛川藩領。正保郷帳では田方一八九石余・畑方五五石余、ほかに慶雲寺領七石がある。文政一二年(一八二九)の御高等書留によると溜池があり、高三一六石余(うち新田七一石余)、毛付高二四一石余の納辻米三〇五俵余・大豆六六俵余、家数六六(本家五六・柄在家一〇)・人数三三二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android