伊里中村(読み)いりなかむら

日本歴史地名大系 「伊里中村」の解説

伊里中村
いりなかむら

[現在地名]備前市伊里中

東片上ひがしかたかみ村の東にあり、伊里川西岸に位置する。集落はほぼ東西に通る山陽道に沿う。康永元年(一三四二)の「備前一宮社法」に「いり」がみえ、毎年吉備津彦神社に鏑矢を納めている。慶長一八年(一六一三)和気郡御勘定帳にみえる「中村」にあたり、物成一五四石余・夫米九石余。寛永備中国絵図には伊里中村とあり、寛永五年(一六二八)検地では朱印高二九九石余のほか改出高二〇石余(貞享元年「和気郡高目録」池田家文庫)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android