日本歴史地名大系 「伊陸村」の解説 伊陸村いかちむら 山口県:柳井市伊陸村[現在地名]柳井市大字伊陸北は祖生(そお)(現玖珂郡周東町)、東は日積(ひづみ)、西は田尻(たじり)(現周東町)・塩田(しおた)(現熊毛郡大和町)、南は柳井の各村に接する。北にそびえる氷室(ひむろ)岳(五六二・六メートル)をはじめ南側の三〇〇メートル余の山地で囲まれた盆地で、広域の村である。由宇(ゆう)川の最上流地にあたる。岩国藩領玖珂組に属した。村名は「正任記」文明一〇年(一四七八)一〇月一日条に「同郡伊賀地郷内大原名五石地同人跡等事」とみえるのが早い。慶長五年(一六〇〇)の検地帳に「伊賀道(いかち)」、寛永三年(一六二六)の熊野帳には「伊賀地」、元禄一二年(一六九九)の郷帳に「伊賀道村」、「地下上申」に「伊賀地村」と記され、近世末期には伊陸村となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by