デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊集院兼常」の解説 伊集院兼常 いじゅういん-かねつね 1836-1909 明治時代の経営者。天保(てんぽう)7年生まれ。もと薩摩(さつま)鹿児島藩士。海軍省にはいり,明治11年工部省営繕局に転じてまもなく退職,鹿鳴館の建築に従事する。のち参宮鉄道,大日本土木の社長をつとめた。明治42年6月20日死去。74歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の伊集院兼常の言及 【鹿鳴館】より …1881年に着工され,83年7月に落成し,11月28日に盛大な開館式が行われた。イギリスの建築家J.コンドルの設計で,薩摩藩出身の元工部省営繕局勤務の伊集院兼常が主宰担当して建築に当たった。館名は,中井弘(号桜州)が《詩経》の鹿鳴詩〈鹿鳴キ,群臣嘉賓燕スルナリ〉にちなんで命名したという。… ※「伊集院兼常」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by