休明(読み)きゅうめい

精選版 日本国語大辞典 「休明」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐めいキウ‥【休明】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「休」は大きい庇護の意 ) 性格が寛容で、聰明なこと。
    1. [初出の実例]「雖時属休明、択枝葉於言行」(出典本朝文粋(1060頃)九・学校如林詩序〈大江朝綱〉)
    2. 「今四海一時に定って万民誇無事化、依陛下休明(キウメイ)、由微臣籌策功矣」(出典:太平記(14C後)一二)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐宣公三年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「休明」の読み・字形・画数・意味

【休明】きゆう(きう)めい

立派で明らか。〔左伝、宣三年〕楚子、鼎の大小輕重を問ふ。(王孫満)對へて曰く、~の休ならば、(鼎)小なりと雖も重きなり。

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