伝奏屋敷(読み)テンソウヤシキ

精選版 日本国語大辞典 「伝奏屋敷」の意味・読み・例文・類語

てんそう‐やしき【伝奏屋敷】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、武家伝奏朝廷使者の江戸での宿所として和田倉門外の辰の口に設けられた屋敷。伝奏所。
    1. [初出の実例]「儒の道筋はいろいろの草〈宗恭〉 空の名の伝奏(テンソウ)屋敷月澄て〈松臼〉」(出典:俳諧・宗因七百韵(1677))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android