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低教会 ていきょうかい

大辞林 第三版の解説

ていきょうかい【低教会】

聖公会(英国教会)の中で、教会の権威や礼拝儀式を比較的に重んじない立場をいう語。福音主義ともいう。 → 高教会

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世界大百科事典 第2版の解説

ていきょうかい【低教会 Low Church】

アングリカン・チャーチ内の福音主義に立つグループ。主教職,司祭職,サクラメント,歴史的信条を強調する高教会派に対して,宗教改革の二大原理,〈聖書のみ〉〈信仰のみ〉の立場に立ち,典礼よりも個人の改心聖化を強調する。元来17世紀のロード派(W.ロード)に対抗する運動であったが,ウェスリーメソディスト運動からも大きな影響を受け,19世紀にはアングリカン・チャーチの海外伝道と奴隷制廃止運動に大きな貢献を果たした。

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世界大百科事典内の低教会の言及

【アングリカン・チャーチ】より

…安定したかに見えた国教会体制はスチュアート朝の登場によって危うくされ,1640年,絶対王政と結びついた主教制と祈禱書は廃止されたが,60年王政復古とともに再確立し,ピューリタンは信従を拒否して非国教徒となり,88年の名誉革命後は自由教会を形成した。 イギリス国民の海外進出とともに始まるアングリカン・チャーチの海外伝道は福音宣教協会(Society for the Propagation of the Gospel in foreign parts,略称SPG)と教会宣教協会(Church Missionary Society,略称CMS)によって進められ,オックスフォード運動以後は,前者がアングロ・カトリック主義を,後者が低教会派の福音主義を標榜して世界各地で伝道に努めた。日本では1859年アメリカ聖公会のC.M.ウィリアムズとリギンズJohn Ligginsが最初の宣教師として伝道を開始し,CMSが69年,SPGがその4年後に最初の宣教師を送り込んだ。…

※「低教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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