低水準言語(読み)テイスイジュンゲンゴ

百科事典マイペディア 「低水準言語」の意味・わかりやすい解説

低水準言語【ていすいじゅんげんご】

人間が比較的理解しやすい記号文字プログラムを作成するプログラム言語コンピューターが理解できる0と1からなる機械語命令を,基本的には記号や文字に1対1で対応させたものである。機械語に近いためハードウェアに依存する部分が多く,基本的にはハードウェアの機種ごとに異なる。高水準言語に比べるとプログラム作成には不便であり,またハードウェア依存性から,プログラムの他機種への移植が難しいなどの欠点がある。一方,機械語に近いため,プログラムの仕方によっては,高級言語でプログラム作成した場合よりも,実行速度が速くなる場合がある。
→関連項目アセンブリー言語自動プログラミング

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世界大百科事典(旧版)内の低水準言語の言及

【プログラミング言語】より

…以下ではプログラミング言語を単に〈言語〉とも記す。
【プログラミング言語の主要分類】

[低水準言語と高水準言語]
 最も原始的な形の言語は,コンピューターのハードウェアが実行する命令列であり,これを機械語と呼ぶ。コンピューターの誕生当初はプログラミングの手段は機械語による記述のみであった。…

※「低水準言語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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