佐々城朴安(読み)ささき ぼくあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々城朴安」の解説

佐々城朴安 ささき-ぼくあん

1785-1861 江戸時代後期の医師。
天明5年生まれ。京都で婦人科学をまなぶ。文化11年陸奥(むつ)仙台藩の医員となり,医学館の付属薬園長,婦人科教授となる。天保(てんぽう)4年「救荒略」をあらわし,飢饉(ききん)のときたべられる草木203種を紹介した。文久元年死去。77歳。陸奥桃生郡(宮城県)出身。名は直知。通称は別に朴庵。号は省斎。著作に「救民単方」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android