佐々木北涯(読み)ササキ ホクガイ

20世紀日本人名事典 「佐々木北涯」の解説

佐々木 北涯
ササキ ホクガイ

明治・大正期の俳人



生年
慶応2年10月1日(1866年)

没年
大正7(1918)年5月15日

出生地
出羽国山本郡久米村(秋田県)

本名
佐々木 久之助

別名
別号=北単干

経歴
明治27年頃正岡子規俳論に感じて日本派の俳句を学び、高浜虚子に指導を受ける。30年島田五空らと北斗吟社を創立、33年石井露月の「俳星創刊参画、日本派秋田俳壇の開拓者として重きをなした。36年以来秋田県議を4期つとめ、また八郎潟湖岸開墾を計画するなど農事にも尽力した。船山草花著「俳人北涯」の附録として「北涯句集」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々木北涯」の解説

佐々木北涯 ささき-ほくがい

1866-1918 明治-大正時代の俳人。
慶応2年10月1日生まれ。正岡子規の俳論に影響をうけ,日本派俳句を郷里の秋田俳壇にひろめる。明治33年島田五空,石井露月らと「俳星」を創刊。作品は船山草花著「俳人北涯」におさめられている。県会議員をつとめた。大正7年5月15日死去。53歳。名は寛綱。通称は久之助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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