佐伯良謙(読み)サエキ リョウケン

20世紀日本人名事典 「佐伯良謙」の解説

佐伯 良謙
サエキ リョウケン

明治〜昭和期の僧侶(法相宗) 法隆寺住職(第104代)。



生年
明治13(1880)年

没年
昭和38(1963)年3月8日

出生地
奈良県

学歴〔年〕
法相宗勧学院〔明治43年〕修了

経歴
大正3年興福寺執行、12年奈良県仏教連合会理事長、昭和7年法隆寺副住職、25年法隆寺住職、同年5月法相宗管長。さらに同年11月法隆寺、法起寺が法相宗から独立聖徳寺となって初代管長に就任した。29年天台宗叡福寺座主。同年さきに焼失した法隆寺金堂再建、36年聖徳会館を建設するなど法隆寺の興隆に寄与した。著書に「慈恩大師伝」「法相宗講要」「因明古疏の研究」「類耶縁起論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐伯良謙」の解説

佐伯良謙 さえき-りょうけん

1880-1963 明治-昭和時代の僧。
明治13年生まれ。法相宗(ほっそうしゅう)勧学院を修了。興福寺執行,奈良県仏教連合会理事長などをへて昭和25年法隆寺住職,法相宗管長。同年法隆寺を独立させて聖徳宗とし,その初代管長につく。法隆寺金堂を再建し,聖徳会館を建設した。昭和38年3月8日死去。83歳。奈良県出身。著作に「慈恩大師伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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