佐賀関[町](読み)さがのせき

百科事典マイペディア 「佐賀関[町]」の意味・わかりやすい解説

佐賀関[町]【さがのせき】

大分県東部,佐賀関半島の先端部を占める北海部(きたあまべ)郡の旧町。半島先端に近い関港は近世から四国へ渡る要港として栄え,漁港でもある。1915年銅製錬所が建設されてから鉱業町として急に発展,銅,鉛を製錬し,濃硫酸を製造する。タイ,ブリアジなどの漁獲がある。西部神崎(こうざき)に日豊本線が通じる。対岸の愛媛県三崎町(現・伊方町)とはフェリーボートで連絡。2005年1月大分郡野津原町と大分市へ編入。49.37km2。1万3109人(2003)。

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