何時ぞ(読み)イツゾ

デジタル大辞泉 「何時ぞ」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ぞ【何時ぞ】

[副]《「ぞ」は係助詞
過去または未来の、不定の時を表す。
㋐いつであったか。いつか。「何時ぞの年か忘れたが」
㋑そのうちいつか。
五三の価をためて、―時節を待てども」〈浮・一代男・五〉
(「いつぞは」の形で)早晩。遅かれ早かれ。
「―はこなたへ申さう申さうと存じてござれども」〈虎寛狂・止動方角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何時ぞ」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ぞ【何時ぞ】

  1. 〘 副詞 〙 ( 代名詞「いつ」に係助詞「ぞ」の付いたもの ) 過去、または未来のある時。いつか。→いつぞや
    1. [初出の実例]「十六年に冉免ず云たが、いつぞ復為相た歟、今復免と云わぞ」(出典史記抄(1477)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android