何鍵(読み)かけん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「何鍵」の意味・わかりやすい解説

何鍵
かけん / ホーチェン
(1887―1956)

中国の軍人、政治家。湖南省に生まれ、辛亥(しんがい)革命後、南京(ナンキン)学生軍団に入り、保定軍官学校を1916年に卒業。湖南に戻り、反軍閥行動に加わり、1926年国民革命軍の唐生智の第八軍に師団長として参加、1927年の四・一二クーデター後は反蒋介石(しょうかいせき)の立場をとったが、1928年国民政府成立に伴い、1929年から1937年まで湖南省主席、のち閑職につき、1945年病気のため引退。新中国成立直前に香港(ホンコン)から台湾へ逃れ、蒋介石の総統府顧問を務めた。

[加藤祐三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android