デジタル大辞泉 「余所見」の意味・読み・例文・類語 よそ‐み【余▽所見】 [名](スル)1 よそを見ること。わきみ。よそめ。「余所見してはいけません」2 見て見ないふりをすること。「汝が禍を―するに忍びず」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉3 「余所目よそめ1」に同じ。「怖らしい―には似ぬ親切な一言」〈露伴・いさなとり〉[類語]わき見・わき目 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「余所見」の意味・読み・例文・類語 よそ‐み【余所見】 〘 名詞 〙① よそを見ること。わき見。横見。よそめ。[初出の実例]「よそみなく人もろともにふすごとく枕を君にゆづりつるかな」(出典:朝光集(995頃))② よそごととして見ること。見ても問題にしないこと。見て見ないふりをすること。傍観。よそめ。[初出の実例]「はじめの程はつれあひも合点にして、人の手にさはり、腰を扣(たた)く程の事は、余所見(ヨソみ)して置しが」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)五)③ 他人が見るところ。はた目。人目。よそめ。[初出の実例]「眼の中赤く唇厚く怖(こは)らしい外見(ヨソミ)には似ぬ親切な一言」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉四二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例