余野(読み)よの

日本歴史地名大系 「余野」の解説

余野
よの

[現在地名]甲賀町五反田・油日

五反田ごたんだ村の新開地で、同村の東方、伊賀国境近くに位置。与野・代野とも書く。ゆるやかな丘陵地で、古くから伊賀国へ抜ける道筋にあたり、壬申の乱の戦場となった萩野たらのも当地付近に想定される。「源平盛衰記」巻四一に「柘植郷与野」とみえ、同地は現三重県阿山あやま郡伊賀町も含んだ付近一帯の地名であった。中世末以来、上柘植かみつげ(現伊賀町)和田わた村・五反田村の入会地であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む