例郷(読み)かれいごう

日本歴史地名大系 「例郷」の解説

例郷
かれいごう

和名抄所載の郷。同書の高山寺本をはじめ諸本とも訓を欠く。「鹿児島県史」はカレと訓じて、建治二年(一二七六)八月日の石築地役配符写(調所氏家譜)に、「小河院内敷根・廻・加礼川」とみえる地で、現福山ふくやま佳例川かれいがわの辺りから国分市敷根しきね福山にわたる地かとしている。


例郷
かれいごう

「和名抄」所載の郷。諸本ともに訓を欠き、正確な読みは不明。今仮にカレイと読んでおく。なお大隅国贈於そお郡にも同名の郷がある。「大日本地名辞書」はカレと読み、比定地不詳としつつも、勝目かつめ川辺かわなべの両村(現川辺町)にあたるかとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android