百科事典マイペディア 「俊【じょう】」の意味・わかりやすい解説 俊【じょう】【しゅんじょう】 鎌倉時代の学僧。肥後(ひご)の人。大宰府(だざいふ)の観世音(かんぜおん)寺で戒を受けた。天台・真言を学んだが,戒律の衰微を嘆き,その復興を志す。1199年入宋(にっそう),13年間修行して帰国し,戒律関係の仏典を多く将来し,京都に仙遊寺(のちに泉涌寺(せんにゅうじ))を建立した。奈良の律に対し,彼の律を北京(ほっきょう)律と呼ぶ。→関連項目鎌倉仏教|舎利|律宗|臨済宗 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by