保任(読み)ほにん

精選版 日本国語大辞典 「保任」の意味・読み・例文・類語

ほ‐にん【保任】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「保」はたもつ、「任」は背おうの意 ) 保持して失わないこと。保持してそのものになりきること。
    1. [初出の実例]「いまだまぬがれず保任しきたれるは、即心是仏のみなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)即心是仏)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公二一年〕
  3. 罪人保護・監視すること。〔令集解(868)〕 〔周礼疏‐秋官・大司寇〕
  4. 保証すること。うけあうこと。
    1. [初出の実例]「書尾見周祐保任之事」(出典空華日用工夫略集‐永和四年(1378)三月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「保任」の読み・字形・画数・意味

【保任】ほにん

うけ合う。

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