保福寺地蔵堂(読み)ほうふくじじぞうどう

日本歴史地名大系 「保福寺地蔵堂」の解説

保福寺地蔵堂
ほうふくじじぞうどう

[現在地名]萩市大字北古萩町

保福寺は曹洞宗で、寿永山と号したが、明治四年(一八七一)海潮かいちよう寺に合併した。

江戸時代から保福寺地蔵は名高く、「八江萩名所図画」は「七月二十四日は地蔵の縁日にて貴賤の老若群集して夜の更るを知らず、此日は当寺に雛棚を飾る美しき見ものなり」と記す。

地蔵堂は昭和九年(一九三四)再建。親に折檻された継子の身代りになったという伝えがあり、「保福寺の身代り地蔵」として親しまれ、四月と八月二四日の縁日には多数の参詣者で賑う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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