保護過剰(読み)ほごかじょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保護過剰」の意味・わかりやすい解説

保護過剰
ほごかじょう

過保護ともいう。子供の生活習慣の行為を必要以上に手伝ったり,要求をそのまま通したりして,親が自分の手元から子供を手放さないで,むやみに保護しすぎる態度をいう。その結果,子供は欲求不満に耐える力が弱くなり,自立心に乏しく依存心が強くなる。家庭外に出ると自信を喪失し,引込み思案となり,友人との関係も円滑にいかない。一方,家庭内ではわがままを発揮し,わずかな要求が阻止されても泣いたり暴力をふるったりする。学校では集団に適応できず,問題行動を示しやすい。社会性を欠く成人になりがちとなる。保護過剰は,ひとりっ子や年寄りっ子,あるいは病弱な子供の保護者などに多くみられる。

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