自信(読み)ジシン

デジタル大辞泉 「自信」の意味・読み・例文・類語

じ‐しん【自信】

[名](スル)自分で自分の能力価値などを信じること。自分の考え方行動が正しいと信じて疑わないこと。「自信を失う」「自信満々」
ことごとく粋を尽くしていると―している」〈漱石虞美人草
[類語]覚え確信過信腕に覚えがある

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精選版 日本国語大辞典 「自信」の意味・読み・例文・類語

じ‐しん【自信】

  1. 〘 名詞 〙 自分の能力や価値などを信じること。自分の行為や考え方を信じて疑わないこと。
    1. [初出の実例]「自信不及故、死泯々波々」(出典:星巖先生遺稿‐後編(1863‐65)紫薇仙館集・縦筆做陳白沙体)
    2. 「沈着(おちつ)いてゐて、自信が厚さうに見えて」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉二)
    3. 「余程の手腕を自信するのでなければ」(出典:晴れたり君よ(1924)〈宇野浩二〉)
    4. [その他の文献]〔新唐書‐盧承慶伝〕

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普及版 字通 「自信」の読み・字形・画数・意味

【自信】じしん

自分の成功を信じる。〔戦国策、宋〕康王~(とう)を滅ぼし、(せつ)を伐ち、淮北の地を取り、乃ち(いよいよ)自ら信じ、の亟(すみ)やかにらんことを欲す。故に天を射、地を笞(むちう)ち、稷(しやしよく)を斬る。

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