信夫渡(読み)しのぶのわたし

日本歴史地名大系 「信夫渡」の解説

信夫渡
しのぶのわたし

阿武隈川に設けられた渡船場。同川右岸、福島市渡利の舟場(わたりのふなば)と左岸の同市杉妻(すぎのめ)町ないしは舟場町を結んだ。江戸時代の渡利村は塩の供給路として重要であった中村街道や飯野(いいの)(現飯野町)・川俣(かわまた)(現川俣町)と結ぶ道が集まり、当渡によって福島城下および奥州道中と結ばれていた。また渡利村には小手(おで)寄蔵二棟が設けられており(元禄一六年「渡利村明細帳」福島市史)、小手郷の年貢米が集荷され、当地から津出しされたとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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