事典 日本の地域ブランド・名産品 「信州竹細工」の解説
信州竹細工[竹工]
しんしゅうたけざいく
長野市・下高井郡山ノ内町・伊那市で製作されている。江戸時代初期の1602(慶長7)年、長野市戸隠の徳武利左衛門が請願して、戸隠での根曲がり竹の伐採に許可がおりた。これが戸隠での竹細工の端緒。約50年後、利左衛門の兄弟が現在の下高井郡山ノ内町に移り竹細工を広めた。また、享保年間(1716年〜1736年)に高遠藩がすず竹細工を奨励したことから、伊那でも竹細工がつくられるようになり産地が形成された。長野県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報