俯ける(読み)ウツムケル

デジタル大辞泉 「俯ける」の意味・読み・例文・類語

うつ‐む・ける【×俯ける】

[動カ下一][文]うつむ・く[カ下二]
1 顔を下へ向ける。うつむくようにする。「顔を―・けて立つ」⇔仰向あおむける。
2 器物の口などを下の方へ向ける。「桶おけを―・ける」⇔仰向ける。
3 ばかにする。うつむけにする。
「元は歌舞伎でした狂言を―・け」〈浮・芝居気質・二〉

うつ‐ぶ・ける【×俯ける】

[動カ下一][文]うつぶ・く[カ下二]「うつむける」に同じ。「顔を―・ける」
「射策せきさく、簡に題を書いて―・けておいて」〈蒙求抄・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「俯ける」の意味・読み・例文・類語

うつ‐む・ける【俯】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]うつむ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ⇔あおむける。
  2. ① 顔を下へ向ける。伏せる。うつぶける。
    1. [初出の実例]「口あてもしっかりした、目ばかりの其顔を、両個(ふたり)ともうつむけて」(出典:玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉四)
  3. ② 器物の口などを下の方へ向ける。うつぶける。
    1. [初出の実例]「左様に煙あがり候はすは、桶をうつむけてふたにし候て、むしけしにし候也」(出典:上杉家文書‐永祿二年(1559)六月二九日・鉄放薬方並調合次第)
  4. ③ ばかにする。転じて、他人の作品を改作する。うつむけにする。うつぶける。
    1. [初出の実例]「挑燈屋をうつむけにするのか、うつむければ珍重なれども」(出典:浄瑠璃・蛭小島武勇問答(1758)二)

うつ‐ぶ・ける【俯】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]うつぶ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. ① =うつむける(俯)①
  3. ② =うつむける(俯)②
    1. [初出の実例]「すずりのふたはうつぶけてをくよしききをきて侍に」(出典:春のみやまぢ(1280)正月二四日)
  4. ③ =うつむける(俯)③
    1. [初出の実例]「人のしだしうつぶけるもの」(出典:あほうとかしこの番附(1818‐30頃か)かしこの方)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む