俯伏(読み)フフク

デジタル大辞泉 「俯伏」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ふく【×俯伏/×俛伏】

[名](スル)
頭を下げてうつむくこと。恐れ入ること。「―して憐れみを乞う」
手にしゃくを持ち、腰を折って深く礼をすること。

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精選版 日本国語大辞典 「俯伏」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ふく【俯伏・俛伏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 頭をさげてうつむくこと。恐れ入るさまにいう。
    1. [初出の実例]「諸侯の家臣僕隷などに俯伏することをきらひて」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐石奮伝〕
  3. 朝廷での儀礼作法の一つ両手で笏(しゃく)を持って腰を折り、深く礼をすること。深揖(しんゆう)。〔内裏式(833)元正受群臣朝賀式〕

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普及版 字通 「俯伏」の読み・字形・画数・意味

【俯伏】ふふく

ひれ伏す。〔史記秦伝〕秦、從(しようやく)(六国合縦の盟約)の長と爲り、六國に(あは)せ相となる。~秦の昆弟妻、側目して敢て仰せず、俯伏し侍してを取る。

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