百科事典マイペディア 「俵萌子」の意味・わかりやすい解説 俵萌子【たわらもえこ】 評論家・エッセイスト。大阪府出身。大阪外国語大学(現,大阪大学外国語学部)フランス語学科卒業。1953年に産経新聞社に入社するが,仕事と育児の両立に限界を感じ,作家として独立しようと決断。1964年に自身の体験を《ママ,日曜でありがとう》として出版,同じ悩みをもつ女性たちの反響を呼び,テレビドラマにもなった。1965年に退社し,女性・家庭・教育などを中心とした評論活動に入る。女性解放運動にも取り組み,市川房枝らと連帯して活動。1981年には自らも推進した国内初の準公選(教育委員会の委員は,本来地方公共団体の長が議会の同意を得て任命するが,長が教育委員候補を定める際に,住民投票の結果を尊重することなどによって,公選に準じる方法をとることを指す)により中野区教育委員に就任。乳癌を患った経験から,2006年からNPO法人〈がん患者団体支援機構〉の2代目理事長を務めた。→ウーマン・リブ/教育委員会 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報