倉代(読み)クラシロ

デジタル大辞泉 「倉代」の意味・読み・例文・類語

くら‐しろ【倉代】

正式の倉の代用として設けた倉。仮の倉。
大嘗祭だいじょうさい供物を運ぶ輿こし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「倉代」の意味・読み・例文・類語

くら‐しろ【倉代】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仮に作った倉。仮の倉。倉として使われている建物。
    1. [初出の実例]「東南角院。南檜皮屋〈長四丈四尺広二丈〉、東檜皮倉代〈長五丈広一丈六尺五寸〉」(出典:西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日)
  3. 大嘗会(だいじょうえ)の供物を運ぶ輿(こし)屋形雛形(ひながた)肴物、菓子などを入れた櫃(ひつ)を納める。
    1. [初出の実例]「倉代十輿〈略〉次膳部卅二人」(出典:貞観儀式(872)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android