倉吉村(読み)くらよしむら

日本歴史地名大系 「倉吉村」の解説

倉吉村
くらよしむら

[現在地名]吉永町ふく

吉永中よしながなか村の東にあり、東は田倉たくら村。西流する金剛こんごう川右岸谷間に開けた小村。もとは万願寺まんがんじ村と称し、慶長一八年(一六一三)和気郡御勘定帳に「吉永内万願寺」とみえ、物成九石余。寛永備前国絵図に万願寺村とみえ、高二二石余。村名は報恩大師が創建したといわれる万(満)願寺にちなむとされる。倉吉村への改称時期は明確でないが、「福満村地誌」によれば万治二年(一六五九)とされ、元禄郷帳には倉吉村とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android