最新 地学事典 「倉真層群」の解説
くらみそうぐん
倉真層群
Kurami Group
静岡県の大井川~天竜川間に分布する海成下部中新統。下位の三倉・瀬戸川層群,上位の西郷・掛川層群と不整合。柴正博ほか(2020)によると,下位から東道層(砂岩泥岩互層),天方層(砂岩),戸綿層(泥岩),松葉層(珪質砂岩泥岩互層),真砂層(泥岩)からなる。天方層と戸綿層には,石灰質ノジュールに貝化石やサメの椎骨が産する。Turritella shataiが産する。浮遊性有孔虫化石は戸綿泥岩にCatapsydrax dissimilis,松葉珪質シルト岩の最上部にGlobigerinoides sicanusが産出し,中新世初期N6~8に相当(茨木雅子,1986)。層厚1,600m。槇山次郎(1937)命名。上位の西郷層群と合わせて三笠層群とする意見もある(氏家宏,1958)。参考文献:柴正博ほか(2020) 地球科学,Vol.74 : 137
執筆者:茨木 雅子・柴 正博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

