最新 地学事典 「個別要素法」の解説
こべつようそほう
個別要素法
discrete element method
多角形板や多面体,円盤や球体といった要素の集合体で媒質をモデル化し,外力に対する各要素の運動から媒質の挙動をシミュレートする数値解析手法。一般に,要素は剛体と仮定される。要素iは,周辺要素jからの接触力fjiの合力を外力として運動する。要素i(質量mi)の運動は,ニュートンの運動方程式miai=∑jfji (質量×加速度 = 接触力の合力)に従うと仮定される。シミュレーションに際しては,要素形状やその大きさ,要素間の力学的接触条件のモデル化とモデルパラメータ(ばね定数や粘着力等)の設定が肝要となる。地盤の変形をはじめ,土石流や粉体の挙動などの解析にも用いられる。
執筆者:竿本 英貴
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

