倍脚類(読み)バイキャクルイ

デジタル大辞泉 「倍脚類」の意味・読み・例文・類語

ばいきゃく‐るい【倍脚類】

倍脚綱節足動物総称。体は頭部胴部とに分かれ、胴部のほとんどの体節に二対ずつ脚をもつ。ヤスデ類。

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精選版 日本国語大辞典 「倍脚類」の意味・読み・例文・類語

ばいきゃく‐るい【倍脚類】

  1. 〘 名詞 〙 節足動物門、大顎亜門ヤスデ綱。陸上の陰湿な場所に生活し、ムカデに似るが、脚が短くて動作はにぶく、毒腺をもたない。手で触れると悪臭を放ち、渦巻状に体を丸めるものが多い。体のほとんどの体節から二対ずつ脚が生じているために倍脚類と呼ばれる。腐りかけた植物質を食べ、とくに落ち葉の分解者として重要な役割を果たしている。日本には約三〇〇種、世界に約一万種が知られる。やすで。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「倍脚類」の意味・わかりやすい解説

倍脚類
ばいきゃくるい

節足動物門の1綱Diplopodaを構成する動物群。いわゆるヤスデ類の学術名で、倍足類(ばいそくるい)ともいう。Diplopodaはdouble-footed(二重歩肢=倍脚)の意味である。節足動物のなかでもっとも落葉層、土壌層に適応した陸上動物で、海産の種がまったくない。また、細長い体節体制、1対の触角、多数の歩肢をもつ点で外形的に似た唇脚(しんきゃく)類(ムカデ)、結合類コムカデ)、少脚類ヤスデモドキ)とともに多足類とよぶことがある。

[篠原圭三郎]

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改訂新版 世界大百科事典 「倍脚類」の意味・わかりやすい解説

倍脚類 (ばいきゃくるい)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「倍脚類」の意味・わかりやすい解説

倍脚類
ばいきゃくるい

「ヤスデ類」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の倍脚類の言及

【ヤスデ(馬陸)】より

…倍脚綱(ヤスデ綱)Diplopodaに属する節足動物の総称。倍脚類ともいう。漢名は馬蚿,商蚷。…

※「倍脚類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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