改訂新版 世界大百科事典 「ヤスデモドキ」の意味・わかりやすい解説
ヤスデモドキ (擬馬陸)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
節足動物門少脚(しょうきゃく)類(綱)Pauropodaの陸生動物の総称。森林などの腐植土中に生息している微小な動物で、普通、体長2ミリメートル以下。体表は薄いキチン質の外骨格に覆われ、頭と胴が区別される。胴は11または12節で、ほとんどの種類は9対の歩肢がある。いわゆる多足類のなかで、歩肢が少ないので少脚類といわれる。触角は1対あるが、陸上の触角動物としては特異な形をしており、4~6節の基節の先は二叉(にさ)し、その1枝はさらに二叉して、その分岐部に球状体とよぶ感覚器がある。世界に約360種、日本に5種が知られており、代表的な種類はニワヤスデモドキ(別名ニワムシ)がある。人間生活と直接の利害はまったくない。
[篠原圭三郎]
2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...