倭文村(読み)しとりむら

日本歴史地名大系 「倭文村」の解説

倭文村
しとりむら

[現在地名]鳥取市倭文

千代川と砂見すなみ川の合流点西岸に位置し、西は玉津たまづ村、南は長谷はせ村。正保国絵図正保郷帳には文村と記されたが、元禄国絵図作成に際し倭文村と改められた(元禄一四年「変地其外相改目録」県立博物館蔵)。「和名抄」記載の高草郡倭文郷の遺称地とされ、倭文神社が鎮座する。慶長一〇年(一六〇五)の気多郡高草郡郷帳に「初瀬 志とり あこた」とみえ、高七二九石余、田六一町二反余・圃一七町一反余、物成六〇四石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android