倶発(読み)グハツ

デジタル大辞泉 「倶発」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐はつ【×倶発】

[名](スル)一時に発生すること。同時に発覚すること。
「此観念が或一定の方法で―し、若くは連続するの謂に外ならぬ」〈漱石文学評論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「倶発」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐はつ【倶発】

  1. 〘 名詞 〙 一時におこること。また、同時に発覚すること。
    1. [初出の実例]「官職の妨害と官吏の殴打と、二罪倶発(グハツ)を以て坂本町の日本橋警察署へ引致せられた賢道は」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一六)
    2. [その他の文献]〔唐律‐名例六・二罪従重〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android