偃息(読み)えんそく

精選版 日本国語大辞典 「偃息」の意味・読み・例文・類語

えん‐そく【偃息】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「偃」は臥すの意 ) くつろいでやすむこと。休息
    1. [初出の実例]「室に師跡あり、もって五台の雲に偃息することなかれ〈慶滋保胤〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. 「湯井の浜に至りて一時半偃息し」(出典:海道記(1223頃)序)
    3. [その他の文献]〔潘岳‐秋興賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「偃息」の読み・字形・画数・意味

【偃息】えんそく

やすらい休む。世を退く。〔後漢書党錮、李膺伝〕願はくは怡無事、衡門(かうもん)(かぶき門)に偃息せん。

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