偏光複像プリズム(読み)へんこうふくぞうプリズム(その他表記)polarizing double-image prism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「偏光複像プリズム」の意味・わかりやすい解説

偏光複像プリズム
へんこうふくぞうプリズム
polarizing double-image prism

自然光を互いに垂直な偏光面をもつ2つの直線偏光成分に分けるためのプリズムロションプリズムウォラストンプリズムと呼ばれる2種があって,いずれも2個の水晶または方解石のプリズムをその光軸が互いに垂直になるように接合したものである。ロションプリズムでは常光線は入射方向と同じ向きに進み,それに垂直な偏光面をもつ異常光線はある角度だけ横へそれ,ウォラストンプリズムでは両光線とも入射光に対し対称にある角度だけずれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む