デジタル大辞泉 「ロションプリズム」の意味・読み・例文・類語 ロション‐プリズム(Rochon prism) 複屈折を利用した偏光プリズム。二つの方解石を結晶軸が直交するように貼り合わせたもの。入射光を直交する二つの偏光に分離し、異常光線は直進し、常光線はある角度をもって射出する。紫外線領域まで使用可能で、各種分析器や偏光子として利用される。ローションプリズム。ロコンプリズム。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロションプリズム」の意味・わかりやすい解説 ロションプリズムRochon prism 方解石でつくった2個のプリズムを,光軸が互いに直角になるように組んで貼合せたもの。 A.ロションの考案になる偏光複像プリズムである。一方の光軸に平行に入った自然光線はプリズムの合せ目で複屈折を起し,常光線Oは直進するが,異常光線Eは図のように方向を曲げるので,どちらか一方を取出すことにより直線偏光を得ることができる。常光線を取出した場合には,プリズムを回転しても偏光の進む方向が変化しないので便利である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by