日本大百科全書(ニッポニカ) 「健康管理士」の意味・わかりやすい解説
健康管理士
けんこうかんりし
特定非営利活動法人日本成人病予防協会、財団法人生涯学習開発財団が認定する民間資格。一般指導員と上級指導員の区別がある。いずれも、健康な生活や健康寿命の延伸に必要な予防医学に基づく知識(生活習慣病、栄養、運動、ストレス、環境など)を習得し、企業、医療・福祉、地域等の場において健康管理指導や助言を行う。
健康管理士一般指導員の認定は1992年(平成4)より開始され、2015年(平成27)6月時点で約6万5000人が資格を取得している。また同年より、文部科学省後援「健康管理能力検定1級」の資格も同時に取得できるようになった。受験資格は、日本成人病予防協会が指定する通信教育講座を修了した者、あるいは養成校として登録されている指定校のカリキュラムを修了した者。
健康管理士一般指導員の資格保有者は、さらに指定された50単位を取得することで、健康管理士上級指導員の資格が得られる。なお、一般指導員、上級指導員ともに毎年資格更新が必要である。
[編集部 2018年2月16日]