最新 地学事典 「側分泌説」の解説
そくぶんぴつせつ
側分泌説
lateral secretion theory
鉱脈は隣接する母岩から浸出した成分により形成されたとする説(F.v.Sandberger, 1877)。分泌説とも。地下水の役割を重視した考えは16世紀のアグリコラ以来のもの。19世紀に広く支持されたが,19世紀末から20世紀にかけてマグマ熱水説の台頭により衰えた。しかし,地下深部に浸透した天水が基盤から金属成分を溶かし出し,上昇して浅所で鉱脈を生成するという同系統の説は今も有力。
執筆者:井沢 英二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

