日本大百科全書(ニッポニカ) 「エクリン腺」の意味・わかりやすい解説 エクリン腺えくりんせん 汗を分泌する汗腺の一つで、ほとんど全身の皮膚に分布する。アポクリン腺の大汗腺に対して小汗腺ともいう。[編集部][参照項目] | 汗 | 汗腺 | 皮膚 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エクリン腺」の意味・わかりやすい解説 エクリン腺エクリンせんeccrine gland 細胞内の分泌物が,細胞の有形成分を伴わずに体外に漏出する腺のこと。唾液腺もこれに属するが,普通はエクリン汗腺 (小汗腺ともいう) をさす。エクリン汗腺は全身に分布する細長い管状腺で,アポクリン汗腺とともに2種類ある人間の汗腺を構成している。総数は 200~500万個。分泌物は粘性が低く,臭気をもたない,いわゆる汗であり,発汗によって体温調節を行なっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報