エクリン腺(読み)えくりんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エクリン腺」の意味・わかりやすい解説

エクリン腺
えくりんせん

汗を分泌する汗腺一つで、ほとんど全身皮膚に分布する。アポクリン腺大汗腺に対して小汗腺ともいう。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エクリン腺」の意味・わかりやすい解説

エクリン腺
エクリンせん
eccrine gland

細胞内の分泌物が,細胞の有形成分を伴わずに体外に漏出する腺のこと。唾液腺もこれに属するが,普通はエクリン汗腺 (小汗腺ともいう) をさす。エクリン汗腺は全身に分布する細長い管状腺で,アポクリン汗腺とともに2種類ある人間の汗腺を構成している。総数は 200~500万個。分泌物は粘性が低く,臭気をもたない,いわゆる汗であり,発汗によって体温調節を行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android