精選版 日本国語大辞典 「側脈」の意味・読み・例文・類語 そく‐みゃく【側脈】 〘 名詞 〙 植物の葉脈で、主脈から側方へ分岐した脈。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「側脈」の意味・わかりやすい解説 側脈そくみゃくlateral vein 網状の葉脈をもつ葉の中央脈 (主脈) から側方に出る葉脈。カエデやヤツデのような掌状脈では,放射状の太い葉脈から分れて出る脈をいう。一般に側脈からは,さらに細脈を生じる。側脈の分化の様式は脈系の特徴になる。たとえばケヤキ,ブナでは側脈は並行して交わらない開放脈をなし,ミソハギやユーカリでは側脈の末端で互いに接して閉鎖脈をなす。タバコでは側脈の末端が細くなって接合する中間型を示す。側脈の数は種によってだいたい一定で,左右1対の場合を三行脈 (クスノキ) ,多数の場合を羽状脈という。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報