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元和郡県志 げんなぐんけんしYüan-ho-chünhsien-chih

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

元和郡県志
げんなぐんけんし
Yüan-ho-chünhsien-chih

中国,唐代の地理書。唐の宰相李吉甫 (758~814) が元和8 (813) 年2月に憲宗に奉ったもの。 42巻より成っていたが,現存するものは,そのうち6巻半を欠いている。唐代の行政区画ごとに書かれた現存最古の地誌で,内容はきわめてすぐれ,唐代研究に不可欠の書。

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世界大百科事典 第2版の解説

げんなぐんけんし【元和郡県志 Yuán hé jùn xiàn zhì】

中国,唐代の地理志。40巻。李吉甫撰。憲宗の元和年間(806‐820)の郡県志で,単独で中国全土の地理をしるした総志としては現存最古のもの。全国を10道に分け,47鎮の管轄下の府州県ごとに沿革,位置,戸口数と郷数,物産などの地誌的記載をみたしている。元来は《元和郡県図志》といい,47鎮の地図を編首にのせていたが,その〈図〉は失われ今は〈志〉のみが34巻分残っている。【礪波 護】

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